マーケティングにおいて心理学は必須のスキルになっています。今回は、マーケティング心理学の中でも商品・サービスを販売するまでの施策で多く用いられる「ディドロ効果」「ツァイガルニク効果」の2つの心理テクニックをご紹介していきます。
このディドロ効果とツァイガルニク効果2つの心理テクニックをご自身のビジネスに用いることで、商品・サービスの期待値をグッと高めることができる手法になっています。
見込み客が思わず「欲しい」と思うようなテクニックなので、ぜひ最後までお付き合いいただき、取り入れてみてください。
では、早速本題に入っていきます。
ディドロ効果とツァイガルニク効果
動画解説はこちら
ディドロ効果・ツァイガルニク効果
ディドロ効果とは
ディドロ効果とは、自分が気に入った商品を購入すると、その商品に合わせた雰囲気の物で統一したくなる心理
ディドロ効果の例
例えば、引っ越しをする時や古くなった家具を買い替える時に、一式揃えて買い替えたいと思ったことありませんか?
他にも、漫画などで途中の巻がないと揃えたくなりますよね?
このような揃えたい、統一したいと働く心理がディドロ効果です。
ディドロ効果は単体で使うことができますが、合わせて使うことで、もっと強力に働く心理効果があります。
その心理効果がツァイガルニク効果です。
ツァイガルニク効果
ツァイガルニク効果とは、達成できたことよりも達成できなかったことの方をよく覚えている心理
このツァイガルニク効果がイメージしやすいのが、デアゴスティーニ・ジャパンが提供している商品です。
ツァイガルニク効果の例
【デアゴスティーニのサービス】
週刊や隔週刊(2週間に1回)で少しずつ紹介していく 「パートワーク」を用いたマーケティング
デアゴスティーニを一度は耳にしたことがあるかと思います。
週刊や隔週刊で、少しずつ完成していくフィギア・プラモデルなど様々なものを紹介しています。
デアゴスティーニが行っているマーケティング手法は、ツァイガルニク効果をうまく利用したものなんです。
1回、2回の購入では完成できないが、購読していくことで、最終的に完成させることができる。
途中でやめてしまうと、完成できないので「完成させたい!」という心理が働く。
他にも、ディドロ効果と同じようにツァイガルニク効果は漫画・雑誌・書籍・ドラマなどで効果を発揮します。
漫画やドラマなど、次回予告や次の展開が気になるような終わり方をすると、次の話しがとっても気になりますよね。
「どうなるのだろう?」
「この後の展開が気になる!」
といったように、興味を惹きつけることができます。
ディドロ効果とツァイガルニク効果をビジネスに用いる
ディドロ効果とツァイガルニク効果をビジネスに用いる方法をご紹介していきます。
ツァイガルニク効果をビジネスに用いる
ツァイガルニク効果は、メルマガ・ステップメール・LINE・動画などで効果を発揮します。
メルマガ・LINEの内容は、単調になりやすく1通完結型が多いですが、ステップメールなどのように、次回予告をすることで、読み手の興味を惹きつけ、続が気になる状態にすることができます。
また、わざと中途半端な状態で終わらせることで、続きが気になるように仕向けることもできます。
これは、よく動画でも用いられています。
例えば、YouTubeのショート動画で、ショート時間では伝えきれないことを本編リンクをコメント欄に貼っておくことで本編への誘導を促しています。
ツァイガルニク効果は、コンテンツビジネスをしている方にも使える心理テクニックなので、コンテンツ販売をする際に、予告を入れたり、商品紹介動画の内容を中途半端にして終わらせることで、興味を惹きつけて、次回動画の視聴率を高めることができます。
ディドロ効果をビジネスに用いる
ディドロ効果は統一したい心理をついた効果です。
ご自身の商品・サービスが1つ以上ある場合に使えます。
例えば、ネットビジネスであれば、以下のようにセミナーから集客した顧客に対して、アップセル商品・クロスセル商品があることを伝えることで、ディドロ効果が働き、「統一したい」と感じてもらえます。
まとめ
ディドロ効果・ツァイガルニク効果は、「統一したい」「続きが気になる」とい心理をついた効果ですので、商品・サービスへの期待感を高めることができます。
見込み客の期待感をMAX高めることができて、期待通り・期待以上の商品、サービスを提供することができるなら、見込み客は商品、サービスを即買いしてくれます。
今回お伝えしたディドロ効果とツァイガルニク効果をご自身のビジネスに用いることで、商品・サービスの期待値、価値をグッと高めてくれるので、購入率も高まりますよ!
ぜひ、ご自身のビジネスに取り入れてください。