SNSで話題になっているカフェを見るとつい興味をそそられて、行ってみたくなった。という経験はありませんか?
それは、心理的効果が働いている証拠です。
今回はこういった、ついつい気になってしまった。商品を購入してしまった。心理をうまくつく「バンドワゴン効果」について解説していきます。
このバンドワゴン効果と合わせて類似心理効果「スノッブ効果」「ヴェブレン効果」についても解説していきます。
この3つの心理効果はビジネスに広く用いられているので、ご自身のビジネスにも用いることができますよ。
ぜひ最後までお付き合いください。
バンドワゴン効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果
バンドワゴン効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果とは、それぞれどんな効果になるか解説していきます。
動画解説はこちら
バンドワゴン効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果
バンドワゴン効果
例えば、Instagramなどで話題になっているカフェがあったら、「みんな行ってる」「話題になってるんだ!」「行ってみたい」と思いませんか?
他にも、小学生の頃に周りの友達が『みんな持っている』ゲームやおもちゃを見て自分も欲しいと思ったことはありませんか?
こういった「話題になっている」「周りのみんな持っている」などの流行、周りの評価に左右されてしまう心理がバンドワゴン効果です。
ビジネスにおけるバンドワゴン効果の事例
バンドワゴン効果は、特にキャッチコピーで使われることが多く、次のようなキャッチコピーをよく目にするかと思います。
・お客様満足度No1!
・98.2%が満足と回答!
・ご利用者〇〇万人突破!
・SNSで話題沸騰!
・今話題の〇〇!
など
このようなキャッチコピーを1度は目にしたことがあるかと思います。
これらのキャッチコピーは、まさにバンドワゴン効果を使ったユーザーの購買行動を促進するもの。
といったように、「みんな使ってるなら」「みんな買ってるなら」自分も欲しいと思ってしまう心理で、日常生活で当たり前のように使う考え方や目にする文章などにもバンドワゴン効果は活用されているのです。
スノッブ効果
スノッブ効果は、バンドワゴン効果の反対の効果を与えます。バンドワゴン効果は「みんなが持っているから欲しい」という心理が働くのに対して、スノッブ効果は「みんなが持っているならいならい」「誰も持っていないから欲しい」という心理が働きます。
例えば、北海道旅行に行ったとします。旅行に行ったらお土産を買いますよね?お土産を買う際、次のAとBどちらを選択しますか?
きっと多くの方が『A』を選択したのではないでしょうか?
Bのようにネットなどを通じて、どこでも手に入るモノよりも、そこでしか手に入らない「限定品」「希少性の高い」ものに惹かれますよね。
こういった限定性・希少性があるものに惹かれる効果が「スノッブ効果」です。
ビジネスにおけるスノッブ効果の事例
スノッブ効果もキャッチコピーなどでよく使われています。
・3日間限定セール
・24時間タイムセール
など
Amazonのprime dayなどもスノッブ効果を利用しています。
人は限定性や希少性という言葉に弱いため、スノッブ効果のように「〇〇限定」と言われると、つい気になってしまいます。このように限定性・希少性を打ち出すことで、訴求力を高めることができます。
ヴェブレン効果


ビジネスにおけるヴェブレン効果の事例
ヴェブレン効果は、バンドワゴン効果やスノッブ効果など他の心理と掛け合わせて使われることが多いです。
・GUCCI 本場イタリア限定 財布
など
まとめ
今回は、バンドワゴン効果・スノッブ効果・ヴェブレン効果の3つの効果をご紹介してきました。
3つの効果は商品・サービス販売時などキャッチコピーに使われていることが多いので、一度は目にしたことがあったかも知れません。
なぜ多くの企業が、「お客様満足度No1」「今話題の〇〇!」と謳っているのか謎が解けたかと思います。
この心理効果を利用した施策を取り入れることで、あなたの商品・サービスの魅力も一気にUPすること間違いないので、ぜひ取り入れてみてくださいね。