突然ですが「商品のラインナップはいくつ用意したらいいのか?」と悩んだことはありませんか?
ビジネスにおいて商品ラインナップ(数)はとても重要!
商品が多すぎても、少なすぎてもダメなんですよ。
いったいどれくらいの商品・サービスを用意したらいいのか?
その疑問に答えていきたいと思います。
動画解説はこちら
ジャムの法則&松竹梅の法則
ジャムの法則
ジャムの法則をご存知ですか?
ジャムの法則とは(Jam study)とは、商品・サービスなどの選択肢が多すぎると、選べなくなってしまう心理現象のこと。「決定回避の法則」とも呼ばれます。
このジャムの法則を提唱した実験があります。
実験内容
・スーパーに来たお客さんに、ジャムの試食販売をする
・2つのグループに分けて、それぞれで取り揃えるジャムの種類の数を変えて、どれだけ売れたかを観察


・Aグループは試食に来た3%の人が購入
・Bグループは試食に来た30%の人が購入
松竹梅の法則とは
例えば
・松8,000円
・竹6,000円
・梅4,000円
上記の3つのコースメニューがある場合、多くの人が中間の価格帯の「竹」を選ぶ傾向にあります。
価格が安い4,000円の「梅」のがあるにもかかわらず、6,000円の「竹」の方が売れる傾向にあります。
なぜ「竹」が最も選ばれるのか?
「竹」が最も選ばれる理由は、人には「極端の回避性」という心理が備わっており、極端な選択を避けるという心理が働きます。
「1番高い」や「1番安い」ということを気づかないうちに避ける傾向があるのです。
1番高いもの
・価格的に贅沢に感じる。
・納得のいく品質でなかったときに後悔する
1番安いもの
・貧乏に思われることを避けるため
といったような心理が働くことで、人は3つの選択肢を与えられた際に中間価格帯の商品をつい選んでしまうのです。
選ばれるのは中間の商品だけか?
最も高い「松」最も安い「梅」この2つが選ばれないとしたら、商品は「竹」だけが売れ続けるのか?と疑問に思いますよね。
この松竹梅の法則が売れる比率が決まっています。
その比率が、「松2:竹5:梅3」