ジャムの法則とは?適正なラインナップ数を作る。迷ったら松竹梅の法則で解決できる!

突然ですが「商品のラインナップはいくつ用意したらいいのか?」と悩んだことはありませんか?

ビジネスにおいて商品ラインナップ(数)はとても重要!

商品が多すぎても、少なすぎてもダメなんですよ。

いったいどれくらいの商品・サービスを用意したらいいのか?

その疑問に答えていきたいと思います。

動画解説はこちら

ジャムの法則&松竹梅の法則




 

ジャムの法則

ジャムの法則をご存知ですか?

ジャムの法則とは(Jam study)とは、商品・サービスなどの選択肢が多すぎると、選べなくなってしまう心理現象のこと。「決定回避の法則」とも呼ばれます。

 

このジャムの法則を提唱した実験があります。

実験内容

・スーパーに来たお客さんに、ジャムの試食販売をする
・2つのグループに分けて、それぞれで取り揃えるジャムの種類の数を変えて、どれだけ売れたかを観察

上記の内容を踏まえ、以下のような実験を行いました。
・Aのグループには24種類のジャムを用意して試食販売を実施。
・Bのグループには6種類のジャムを用意して試食販売を実施。
AとBどちらがどれだけ売れたのかを検証しました。
果たしてどちらのジャムがどれほど売れたのか?
結果は…
【結果】
・Aグループは試食に来た3%の人が購入

・Bグループは試食に来た30%の人が購入
10倍もの差が開いたという結果になりました。
このジャムの法則から分かることは、商品数が多すぎる・選択肢が多いと、「もっと良い選択肢があるかもしれない」「 ベストじゃない選択をしてしまったら損してしまうのでは?」と感じてしまい選択を保留してしまうことが分かったのです。
このジャムの実験を行ったコロンビア大学ビジネススクールの教授、シーナ・アイエンガー氏は「選択肢は5~9(7±2)が最適!」と言っています。
つまり、商品・サービスのラインナップ、レパートリーは5〜9個にとどめることがベストになります。
5〜9個とは言っても、商品が多い場合、逆に少ない場合もどのように販売していけばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで取り入れたいのが『松竹梅の法則』です。

松竹梅の法則とは

松竹梅の法則とは、単体ではなく価格や質が異なる3つの選択肢を用意することで、中間にあたる商品を選んでもらえる可能性が高まる法則

 

 

例えば
・松8,000円
・竹6,000円
・梅4,000円

 

上記の3つのコースメニューがある場合、多くの人が中間の価格帯の「竹」を選ぶ傾向にあります。

価格が安い4,000円の「梅」のがあるにもかかわらず、6,000円の「竹」の方が売れる傾向にあります。

なぜ「竹」が最も選ばれるのか?

「竹」が最も選ばれる理由は、人には極端の回避性という心理が備わっており、極端な選択を避けるという心理が働きます。

「1番高い」「1番安い」ということを気づかないうちに避ける傾向があるのです。

 

1番高いもの

・価格的に贅沢に感じる。
・納得のいく品質でなかったときに後悔する

 

1番安いもの


・貧乏に思われることを避けるため

 

といったような心理が働くことで、人は3つの選択肢を与えられた際に中間価格帯の商品をつい選んでしまうのです。

選ばれるのは中間の商品だけか?

最も高い「松」最も安い「梅」この2つが選ばれないとしたら、商品は「竹」だけが売れ続けるのか?と疑問に思いますよね。

この松竹梅の法則が売れる比率が決まっています。

その比率が、「松2:竹5:梅3」

ある一定数の人たちは、松も梅も選んで購入してくれます。
ただ竹が選ばれる比率が高いのです。

まとめ

今回お伝えした、ジャムの法則と松竹梅の法則をご自身のビジネスに取り入れることで、商品ラインナップを適正な数にして、販売していくことができるようになります。
商品。サービスの数で迷ったら5~9個にすることを意識してみてください。
もし、それでも迷ってしまう場合は、松竹梅の法則を使い3つの選択肢に絞って販売することで、魅力ある商品ラインナップになるので、ぜひ取り入れてみてください。
コンテンツビジネスビジネス心理編
きよみんをフォローする
SUKIPROブログ
タイトルとURLをコピーしました